さびた自転車

駐車場に並ぶ車
満車とかかれた看板ごし
整然と並ぶ自動車を見た
人が車に乗り込んでも
窮屈さの気配は
どこか遠慮がちだ

看板も立てられることはない
隅に追いやられた駐輪場
乗り込む人は
なんとも煩わしそうだ

自転車は悪くないのに
車は確かに便利だけど
寂しさが 込み上げてくる

自転車に乗って走り出した
先が見えないまっすぐな道を
何も考えずに

後ろから車が抜いていった
目を瞑って
ブレーキを
力いっぱい握りしめた
その場に立ち止まって
空を仰ぐと
青空が覗いていた

sabitajitennsha$
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